妙定院は、芝増上寺の別院として徳川九第将軍家重公の菩提のために創建されました。
国登録有形文化財の熊野堂と上土蔵は、平成19年に解体修理し、江戸期と同じ伝統工法で再生されています。
江戸の面影を伝える独特な空間で、江戸城大奥より寄進された多くの仏像を安置しています。
本年は、土蔵造りの熊野堂内部を、創立200年以来始めて特別公開します。
さらに、来る平成23年法然上人八百年大遠忌を記念して「法然上人の生涯」をテーマに、
当院所蔵の浄土宗宗宝・港区指定文化財の絵巻物『法然上人伝絵詞』を公開し、
また八幅の掛け軸でご生涯すべてを描き出す『円光大師御絵伝』全作を一挙展示いたします。 |